Weバックナンバー

特集:生きていていい、と感じられる仕組み
We229号(2020年12/1月号)

特集1本目は、コロナ禍でいち早く取り組んだ「せたがやこどもフードパントリー」の活動とそれを支えた地域ネットワークについて松田妙子さんにお話を聞きました。

2本目は北海道浦河町にある精神科の小さなクリニック「ひがし町診療所」の日々を一冊の本『治したくない』にまとめた斉藤道雄さんのお話。

「みんなに役割があると思える地域にしたい」「困った時に支援を見つけて、それを利用して自分の生活を立てていくスタンスでいて欲しい」という松田さん。弱さを抱えた人たちが、やがて顔を上げ、笑い、「生きていてよかった」と思えるようになる、そんな〈物語〉を伝えたいという斉藤さん。

困りごとがあっても、仲間とそれを語り合い、分かち合い、「ここで生きていけそうだ」と前を向ける、そんな仕組みが増えることを願って今号をお届けします。

表紙の絵は、田村亮輔さん(NPO法人ぷかぷか アート屋わんど/横浜市緑区)の作品(一部)です。

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【目次】

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【お話】松田 妙子さん
いま困難を抱える子どもたちに食料品を届けよう


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【お話】斉藤 道雄さん
治したくない
─ 浦河ひがし町診療所の日々



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【連載】
  • オホーツクの潮風荒く 江口 凡太郎
  • 水俣病患者相談窓口の日々【5】 わかるとわからないのあいだ  永野 三智
  • リレーエッセイ 手間隙工夫をたのしもう【19】 牧野 カツコ
  • 授業実践 風がかわる 匂いがかわる【27】コロナ休校オンライン授業、そして授業再開から見えてきたこと 浅井 由利子
  • 「公立中学校」でしなやかに生きること(52)ひたすら学校を歩き、1on1で話しています… 石川 晋
  • おすすめ映画情報『ハッピー・オールド・イヤー』 菅井 ゆきえ
  • 八十路雑感【7】 終活に想う 向井 承子
  • ミステリー案内~ひと持ち、本持ち、こころ持ち(41)『苦悩する男 上・下』 稲塚 由美子
  • お金リテラシー入門~お金にふりまわされないものの見方・考え方(39)【番外編】竹中インカムは「国民総奴隷・家畜化計画」である 白崎 一裕
  • リレーエッセイ マザーズジャケットの魔法(41)河村 哉子
  • あそびの生まれる場所(12)オンラインよりあいの会 西川 正
  • ジソウのお仕事(71)おっぱいを吸われるのもイヤ! 青山 さくら
  • 「支援をしない」と言いながら「支援」を考えてみる(14) 誰一人取り残さない、とは言うけれど 宮田 隼
  • ケの話(7)「たのしい」探し 坂本 菜の花
  • 新・同時代の男性学(35)別姓夫婦がいてもいいじゃない(1) 沼崎 一郎
  • 女がマスメディアで生きるということ(3)「木鐸」から「普通の会社へ」 竹信 三恵子


●読者のひろば
●編集後記

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