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特集:これからの“つなぐ、つながる”
We235号(2021年12/1月号)
特集はそれぞれの場で「伝える」ことに向き合う3つのお話です。
特集1本目は、ネットをツールとしてゆるやかにつながりながら、「旧広島陸軍被服支廠倉庫の保存・活用キャンペーン」などで活動する広島の瀬戸麻由さんと河口悠介さんのお話。
2本目は、沖縄戦の戦没者の遺骨を含む土砂を「あらゆる埋め立てに使用しない」ように求める「意見書」の採択を求めて、大阪と石川で活動する西尾慧吾さんと坂本菜の花さんの対談。
3本目は、福島の南相馬で暮らしながら、原発事故の「体験者」として語り続ける高村美春さんのお話。「伝えることは、傷を残すこと」という高村さんの言葉が心に残ります。
「何か起こった時に、声を上げられるようなつながりをつくっていきたい」という瀬戸さんの言葉から、特集タイトルを「これからの“つなぐ、つながる”」にしました。
表紙の絵は、障がいのある方たちのつくるアート作品を見てもらえる機会をもっと増やしたい、とスペースナナで開催された「ココロはずむアート展」に出品された池田優さん(社会福祉法人グリーン/横浜市青葉区)の作品(一部)です。

【目次】

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【インタビュー】瀬戸 麻由さん・河口 悠介さん
継承の向こうに見えるもの
ー旧広島陸軍被服支廠倉庫の保存・活用キャンペーン

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【対談】西尾 慧吾さん・坂本 菜の花さん
平和をつくるをカタチに #沖縄の声を運んでください
─ 遺骨土砂を埋め立てに使わないよう求める「意見書」

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【インタビュー】高村 美春さん
伝えることは、傷を残すこと
─ 福島の南相馬で暮らしながら、私が伝えたいこと

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【連載】
- 水俣病患者相談窓口の日々【11】 チッソ型社会からの脱却 永野 三智
- おすすめ映画情報『パーフェクト・ノーマル・ファミリー』 菅井 ゆきえ
- 授業実践 風がかわる 匂いがかわる【33】老いも若きも人生科(4) ─ 時代の変化を見る「ライフ・シフト」小平 陽一
- リレーエッセイ 手間隙工夫をたのしもう【25】有友 愛子
- 「公立中学校」でしなやかに生きること(58)うつくしくない心で行う「うつくしい心」の道徳授業の話 石川 晋
- オホーツクの潮風荒く 江口 凡太郎
- 八十路雑感【12】終活 向井 承子
- ミステリー案内~ひと持ち、本持ち、こころ持ち(47)『悪童たち 上・下』稲塚 由美子
- リレーエッセイ マザーズジャケットの魔法(47)河村 哉子
- あそびの生まれる場所(18)和氣藍々 西川 正
- ジソウのお仕事(77)こころの皮膚がむけている 青山 さくら
- 「支援をしない」と言いながら「支援」を考えてみる(20)おっちゃん出所しました! 宮田 隼
- ケの話(13)わたしはわたし 坂本 菜の花
- 新・同時代の男性学(41)夫婦別姓に関する6月23日最高裁大法廷判決について(2) 沼崎 一郎
- 女がマスメディアで生きるということ(9)シンガポール赴任の光と影 竹信 三恵子
●読者のひろば
●編集後記
*連載の「お金リテラシー入門」(白崎一裕)、「沖縄テーゲー日記」(日塔 マキ)は今号お休みです。
